ペットを飼おうと思ってるんだけど、向いてない人っているのか?
初めてペットをお迎えしようか悩んだとき「我が家で最後まで飼えるのかな」と不安になりますよね。
この記事ではペットを飼うのに向いていない人の特徴と、ペットを飼うために最も必要なことを紹介します。
- ペット飼育に向いていない人
- ペット飼育に最も必要なこと
もしあなたが当てはまっていると「こんなハズじゃなかった」とお迎えしたあとで後悔するかもしれません。
文鳥やインコなど小鳥に限らず、どんなペットでも初心者には参考になる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでください。
ペットも飼い主さんも不幸にならないために、必ず確認しておこう!
「知らなかった」では済まない!ペットに向いていない人の特徴
文鳥やインコなどを鳥類を含めて、ペット全般を飼うのに向いていない人の特徴は次の5つです。
- きれい好きで神経質な人
- 出張・転勤や旅行が多い人
- 高齢の人
- 時間に余裕がない人
- お金に余裕がない人
この記事で向いていない人の特徴を解説する前に、次の2つの特徴は前提条件として例外とします。
- ペットロス
- ペットアレルギー
どんな種類のペットを飼ってもペットロス(ペットが亡くり精神的に辛い状況)は必ずやってきます。
「看取りに耐えられないかも」と不安になるなら、そもそも飼わないことをおすすめします。
また、アレルギーは体質的なものです。心配であれば飼おうと思ってる動物のアレルギー検査をやっておきましょう。
この記事では飼い主の向き・不向きに焦点を当てて解説するね。
きれい好きで神経質な人
ペットを飼えば「毛」「糞」「フケ」「臭い」「鳴き声」など発生します。
毎日こまめに掃除しても翌日また掃除をすることになるため、臭いや汚れに神経質な人にペットはおすすめしません。
犬猫はトイレトレーニングができるって聞いたぞ。
確かに犬猫はトレーニングにより決めた場所でトイレをしてくれるようになります。ですが臭いの原因である雑菌の繁殖を抑えるには排泄物をこまめに処理する必要があります。
鳥の場合は「お気に入りの服にフンが付いてた!」なんてことはよくある話。鳥にトイレトレーニングは無理と考えてください。
さらにトイレ以外にも次のような問題も出てきます。
- 鳴き声がうるさい。
- 部屋が毛だらけになる。
- 動物特有の匂いが気になる。
- 大事なものが噛まれてボロボロになる。
動物を飼ったことがない人は過敏になりやすいため、集合住宅で暮らしてるなら近隣住民への配慮も必要です。
きれい好きで神経質な人がペットを飼おうと考えているなら、掃除や臭いに慣れる必要があるでしょう。
「掃除や臭いは気にしない」って人なら、負担を減らせる対策はあるよ!
出張・転勤や旅行が多い人
仕事で転勤や出張が多い人もペットを飼うには向いていないと言えます。
転勤で住まいを変えることになれば、転勤先でペット飼育可能な物件を探さなければいけません。たとえ数日の出張でも家を空けるとなればエサや水などの問題も発生します。
家族全員で旅行などに行く場合はエサ当番を変わってもらうこともできません。
出張や旅行のときだけペットホテルに預ければいいんじゃねーのか?
確かに犬猫ならペットホテルを使って短期間の出張や旅行なら行けます。ですが鳥やウサギなどの小動物となれば預け先の候補が一気に減ります。
例えば大手ペットショップ「ひごペットフレンドリー」は大阪府内に17店舗展開していますが、この中で小動物のペットホテルサービスを行っているのは12店舗しかありません。
さらにミーアキャット・プレリードッグ・爬虫類などは預かり対象外と記載されています。
年1回の家族旅行など行くことを想定するなら、自分が飼おうと思っているペットの預ける先をリストアップしておかなければいけません。
いざというときに預ける先がないならペットは諦めたほうがいいでしょう。
大阪のペットショップに実際行って書いたレビュー記事もあるから参考にしてね。
高齢の人
もしあなたが60~70代であればペットのお迎えには慎重になってください。
なぜならあなたよりペットのほうが長生きする可能性があるからです。
高齢者がペットの犬猫のお世話ができずにいろいろな問題が起きていることを知っていますか?
どんなペットを飼っても日々のお世話は必須です。そしてペットも高齢になれば週イチや毎日の頻度で病院に連れて行くことになります。
あなたが高齢者だと体力的にも難しくなりますし、車での通院となれば事故を起こす可能性もあるため、運転を控えたほうがいいかもしれません。
自分が飼おうと思っている「ペットの平均寿命」と「あなたがお世話できる健康寿命」は事前に必ず確認しておきましょう。
ペットをお迎えする前には寿命以外にも確認しておくことは沢山あるから注意しよう。
時間に余裕がない人
ペットを飼うと毎日のお世話は必須です。
毎日の餌やり、ケージの掃除、一緒に遊ぶ時間だけでなく、体調が悪いときには病院にも連れて行かなければいけません。
もし犬を飼おうと思ってるなら朝晩2回の散歩の時間も必要になってきます。
それなら。鳥は散歩も必要ないし、お世話の時間は短くて済むんじゃねーのか?
確かに鳥なら犬とは違い屋外への散歩は必要ありません。別記事でも鳥を飼うメリットとして挙げています。
しかし鳥のQOLを考えるなら室内での「放鳥」はしてあげたほうが良いでしょう。
放鳥しているあいだは時間的な拘束を受けることになり、鳥を飼い続けている限り生涯続きます。
どんなペットを飼うにも一定の時間の拘束を受けることは間違いありません。
毎日のお世話をするために長期的に時間を確保できると判断したときにお迎えするようにしましょう。
実際に文鳥を飼ってるボクの日々のルーティーンを紹介した記事もぜひ見てね。
お金に余裕がない人
ペットを飼うには金銭的な余裕は必須です。なぜならペットをお迎えすることは家族が1人増えることを意味するからです。
お迎えするペットの品種によって寿命は大きく変わりますが、このサイトでおすすめしている文鳥の場合でも平均寿命は7~10年と言われています。
この年月をお世話するにはペット初心者が想像する以上にお金がかかります。
犬猫のお世話に比べれば小鳥のエサ代なんて安いだろ?
確かに文鳥やインコなど小型の鳥類なら、エサ代は1匹あたり月200~300円程度で済みます。つまり10年間でもエサ代は3~5万円くらいで済むことになります。
しかし、エサ代の何倍もの費用がかかるものがあることを知っていますか?
圧倒的に高額になるのは治療・手術などにかかる病院代です。
ペットショップで生体を買うときは数千円の文鳥やインコでも、医療費は生涯を通して数十万円かかることもあるため、必ず金銭的に余裕があるときにお迎えするようにしましょう。
どんなモノにお金がかかるのか、一例として「文鳥にかかる費用ランキング」も参考にしよう。
ペットを飼うために最も必要なこと
ペットに向いていない人の特徴を紹介しましたが、逆に最も必要なことはなんだと思いますか?
もしボクがひとつだけ挙げるなら。それは「最後まで飼う覚悟」だよ。
「高齢の人」でも解説しましたが、ペットのほうが長生きする場合は終生飼養できません。
飼い主のほうが高齢でペットを看取れない。
借金や日々の生活で精一杯でお金に余裕がない。
仕事が忙しかったり趣味の旅行も大切にしたいから時間に余裕がない。
これでは最後まで責任を持って飼えるかは分かりません。
日本動物愛護協会が「飼い主に必要な10の条件」を提唱しています。ぜひ参考にしてください。
- 住宅がペットを飼える状況にあること
- ペットを迎えることに家族全員の合意があること
- 動物アレルギーの心配がないこと
- そのペットの寿命まで(終生飼養)飼育する覚悟があること
- 世話をする体力があり、その時間をさけること
- 高齢になったペットの介護をする心構えがあること
- 経済的負担を考慮すること
- 必要なしつけと周囲への配慮ができること
- 引っ越しや転勤の際にも継続飼養する覚悟があること
- 飼えなくなった場合の受け皿を考えておくこと
ペットを飼うなら最後まで看取る覚悟があるか考えてからってことだな!
【まとめ】ペットはお金と時間のゆとりを持ってから飼おう
ペットを飼うことに向いてない人の特徴と、最も必要なことについて解説しました。
特に重要なポイントは次の3点です。
- お金に余裕がないなら飼わない
- 時間に余裕がないなら飼わない
- ペットを最後まで看取る覚悟が必要
どんなペットを飼ってもお世話は大変ですが、それを補って余りある「癒やし」「豊かな生活」をくれます。
今回紹介した向いていない人の特徴は、最後まで飼う覚悟があるなら改善することは十分可能です。
あなたの人生の一時に、大切な家族を迎えてみたいと思ったなら、最低限の準備を整えてからお迎えしましょう。
特に「お金の問題」は飼い主の意識ひとつで改善しやすいから、すぐに取り組んでみよう!