YouTubeでペット動画をみたら飼いたくなってきた!
何気なく見かけた犬猫の可愛い仕草でつい「ペットがほしい!」「連れて帰りたい!」と思ったことはありませんか?
でもペット初心者は絶対に衝動買いをしてはいけません。
お迎えしてから「こんなハズじゃなかった」と後悔しないために、この記事ではペットを飼おうか悩んでいる人が確認するべきことについて解説します。
- ペットを飼おうか悩む人が確認すること
- ペットを飼うと決めた人が確認すること
ペットをお迎えする前に確認しておくことで最低限の備えができます。
もし「難しそう」と感じたら、お迎えする前ならペットを飼わないという選択肢もあります。
文鳥やインコなど小鳥に限らず、どんなペットでも初心者には参考になる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでください。
具体例や数字を使って分かりやすく解説するから、ぜひ参考にしてね。
初心者の衝動買いは後悔のもと!ペットを飼うか悩んだときに確認すること
前半パートでは「まだペットを飼うと決めていない」「どうしようか悩んでいる人」が確認するべきことです。
具体的には次の4点です。
- ペットを看取れる年齢なのか
- 飼育にかかる費用はいくらか
- ペットを飼える住まいなのか
- 家族全員が合意しているのか
どの内容も、そもそもペットを飼える状況にあるのか?確認するためのものです。
ただし、前提条件として「お世話する時間的な余裕がない人」は含みません。なぜならお世話をする時間がない人はペットの飼育には向いていないからです。
もしお世話の時間を理由に悩んでるなら、初めから飼わないことをおすすめします。
以上の前提を踏まえて、飼う前に確認するべきことをみていこう!
飼い主がペットを看取れる年齢なのか
ペットを飼おうか悩んだとき、一番最初に確認しておきたいのは、あなたの年齢でペットを終生飼養できるのか?です。
犬猫の平均寿命は10~20年ですが、鳥類は生体の大きさによって全く異なります。
文鳥やセキセイインコなど小型サイズなら7~15年程度ですが、大型インコ(ヨウム・タイハクオウム・コンゴウインコなど)の平均寿命は40~60年とも言われています。
もし20歳で飼い始めても、自分が60~80歳まで生きる可能性があるってことか!
ペットをお迎えするときは、あなたの年齢でその生き物を看取れるのか必ず確認しましょう。
もし鳥を飼うなら寿命は必ずチェックしておこう!
飼育にかかる費用は概算いくらか
ペットはお店で生体を購入して終わりではありません。
日々のお世話グッズや、生体の価格以上に高額になる「生涯のエサ代」と「病院代」など、ペット未経験者が想像する以上の飼育費用がかかります。
犬猫の飼育費用ってどれくらいかかるんだ?
一例として、小型犬で平均約250万円、猫は平均約200万円と計算されています。
種類・個々のサイズ・飼い主のお金のかけ具合などで、生涯の飼育費用は大きく変わるため、あなたが飼おうと思っているペットの飼育費用がいくらかかるのか?必ず調べておきましょう。
ペットを飼おうか悩んだときに調べておきたい費用は、主に次の7つです。
- 購入時の生体価格
- エサ代やお世話グッズ
- 定期的なケア代(爪切り、トリミングなど)
- 定期的な病院代(検診など)
- かかりやすい病気の治療費
- 一時預かりのペットホテル代
- お葬式代
上記の費用を調べてみて、概算でも良いので計算してください。毎月の飼育費用を無理なく用意できるのか?必ず確認しておきましょう。
どんなモノにお金がかかるのか、一例として「文鳥にかかる費用ランキング」も参考にしてね。
ペットを飼える家に住んでいるか
賃貸に住んでいる人は、ペットを飼える物件なのか確認必須です。
なぜならペットの飼育可否は賃貸契約書に記載されているため、NGの部屋に住んでいるとそもそもペットが飼えないからです。
特にペット禁止とか言われていなければOKってことか?
「ペットNGと言われていない」からといって「ペットOK」「確認不要」というわけではありません。必ず不動産会社か大家さんに確認してください。
その際、犬猫やウサギなどは分かりやすいですが、鳥類は生体サイズによって鳴き声の大きさは全然違います。
うるさいと感じるかどうかは主観によるため「小型だから静か」とは限りません。
また、ハムスターや爬虫類など鳴かない動物はどう考えればいいのか借主側(あなた)では判断できません。
熱帯魚などアクア生物の場合は水槽の重さや水漏れトラブルの懸念もあります。
無断で飼育してしまうと違約金や原状回復費用など金銭的な負担や、強制退去にも繋がる可能性があるため、事前に必ず確認しておきましょう。
このサイトで紹介してる文鳥なら鳴き声も比較的小さいから飼いやすいよ。
同居してる家族全員は賛成しているか
ペットを飼う前には、同居している家族に事前に確認してください。
確かに「犬が良い」「鳥が飼いたい」「ハムスターが、、」とか揉めそうだもんな。
どんな動物を飼いたいのか?で揉めないためという理由もありますが、その他にも次のようなトラブルを防ぐ必要があります。
- 動物アレルギーの心配はないのか
- ペットのお世話は誰がどれくらいするのか
ペットを飼ったあとに「猫アレルギーだった」と分かってもペットを手放すことはできません。もちろん捨てる行為は厳禁です。
あなたがペットをお迎えするのに、散歩や掃除などは家族にお世話させる。なんてことに繋がると家族もペットも不幸になります。
ペットであっても新しい家族が1人(1匹)増えることと同じです。同居してる家族全員が歓迎している体制を整えてからペットをお迎えしましょう。
犬猫が一番人気だけど、このサイトでは文鳥やセキセイインコなど小鳥をおすすめしてるよ!
初心者が安心してお迎えするために!ペットを飼う前に確認しておくこと
後半パートでは「ペットを飼うことは決めたけど、具体的にどんな準備をすればいいのか?」について解説します。
お迎えのために確認しておきたいことは次の5点です。
- 通える範囲に動物病院はあるか
- 飼育に必要な用品とは
- いつお迎えするのか
- どこからお迎えするか
- 家庭内の危険なものとは
ペット初心者がお迎えしてから慌てず済むように、しっかり備えていこう!
通える範囲内に動物病院はあるのか
ペットをお迎えすると決めたあと、真っ先に確認することは最寄りの動物病院です。
病院なんてケガや病気ときくらいしか行かないだろ?
動物病院に通うシチュエーションは検査や治療のときだけではありません。次のようなタイミングでも利用することになります。
- 飼育方法の相談
- 予防接種や爪切りなどのメンテナンス
- 健康診断
- 一時的に預けるペットホテル
犬猫のようなメジャーな動物であれば、動物病院は比較的見つけやすいですが、鳥などのエキゾチックアニマルを診療してくれる動物病院は非常に少なくなります。
犬猫をメインで行っている動物病院では、エキゾチックアニマルへの適切な診療は難しいと言われています。なぜなら獣医師資格を取る過程で鳥類の診療について学ぶ機会がほぼ無いからです。
例えば鳥類に詳しい獣医師になるためには、大学卒業後に鳥専門の動物病院に就職するなどして実務で経験を積むしかありません。
もしもあなたが文鳥やセキセイインコなどをペットにお迎えするなら、鳥類の診療経験が豊富な動物病院を必ず探しておきましょう。
犬猫以外のペットを飼うなら「動物病院の探し方」を解説した記事もチェックしておこう!
飼育のために必要な用品とは
ペットをお迎えするには、ペット用品の準備をしておかなければいけません。
お店で生体を購入するとき一緒にお世話グッズを飼うこともできますが、店頭価格は高いため事前にネット通販で安く買っておくほうがおすすめです。
例えばどんなモノが優先して必要なんだ?
一例として。文鳥やセキセイインコを飼う場合、次のお世話グッズが優先して必要になります。
絶対に必要なもの
- ケージ(鳥かご)
- エサ入れ、水入れ
- 止まり木
- エサ
- 保温器具
なるべく用意したほうが良いもの
- 温湿度計
- 体重計(キッチンスケール)
- キャリーケース
- 飼育書など
生体購入時に、お店で普段食べているエサを1袋だけ買っておいたほうが無難です。
ペットを家に連れて帰って急にエサが変わってしまうと食べなくなるかもしれないからです。
あなたが飼おうと思っているペットに対して「どんな用品が必要なのか」「どの用品がおすすめなのか」「優先したほうがいいもの、後回しでいいもの」など事前に確認しておきましょう。
もし文鳥やセキセイインコを飼うなら、我が家のお世話グッズも参考にしてね。
いつペットをお迎えするのか
ペットをお迎えするタイミングはとても大事です。
仔犬仔猫やヒナのときのお迎えは急な環境変化で体調を崩しやすい時期のため、こまめなお世話が必要になります。
お迎えしたペットに不用意にストレスを掛けないように配慮する必要があります。
具体的にどんなことに気を使えばいいんだ?
「いつ」という考え方は「ペット自身の週齢」「季節(春夏秋冬)」「飼い主の事情」の大きくこの3つに分けられます。
例えばあなたのスケジュールに次のような用事が目前に迫っているなら、お迎え時期は調整したほうが良いと言えます。
- 引っ越し
- 旅行や出張
- 就職
- 出産
- 通院や入院
もし文鳥やセキセイインコなど鳥のヒナをお迎えすると、数時間おきに給餌(エサをあげること)が必要です。ヒナは自分でエサを食べることができないため、飼い主が給餌器を使って強制的に口に入れなければなりません。
大事な時期にしっかりお世話できるように、すでに分かっている用事があるなら一段落してからお迎えしましょう。
お迎えするタイミングは自分で決められるから、しっかり計画しよう!
どこからペットをお迎えするのか
お迎え先のお店候補をいくつかピックアップして、複数の店舗を見て回ることをおすすめします。
なぜなら生き物は個体ごとに週齢・色・模様・表情・性格など様々のため、あなたのフィーリングに合うペットがすぐに見つかるとは限らないからです。
お迎え先の候補として主に次の5つがあります。
- ペットショップの量販店
- 固有生物の専門店(鳥や爬虫類の専門など)
- ブリーダー
- 保護施設
- 知人からの里親
どこに買いに行くのがおすすめだ?
当サイトでは量販店か専門店をおすすめします。なぜなら他の選択肢ではペット初心者にハードルが高いからです。
詳しい解説は別記事「お迎え先5つの候補と注意点」を参考にしてください。
生き物はすべて個性が違います。あなたと波長が合うペットを見つけるためにも、お迎え先の候補は事前にいくつかピックアップしておきましょう。
もし大阪に住んでる人が鳥を飼うなら実際に行って書いたレビュー記事が参考になるよ!
家庭内の危険な家具家電とは
ペットをお迎えする前に、今あなたが住んでいる家に危険がないか確認してください。
部屋が散らかっていたり、片付けが雑で高いところに物を積み上げていませんか?
犬猫が走り回っている拍子に頭上に落ちてくると大怪我に繋がります。鳥類などの小動物だと命の危険もあります。
コンセントのケーブルを噛んで遊んでいる拍子に中身がむき出しになり感電してしまうかもしれません。
石油ストーブなんかも怖いな!
人間が普通に使う分には危険がなくても、ペットにとっては命取りになることは他にもたくさんあります。
- 窓を開けっ放しにして逃がしてしまう
- ドアの開閉時に挟んでしまう
- 有毒な食べ物が置きっぱなしになっている
この他にも動物それぞれにとって特に注意するべきことは異なります。
ネットで調べてみる。飼育書を読んでみる。購入先のペットショップや動物病院の獣医師など、経験者にアドバイスをもらうなど。
あなたが飼おうと思っているペットは具体的に何を注意すればいいのか?必ず確認してください。
このサイトでは鳥に特化した内容の注意点をまとめた記事があるから、必ず確認しておこう!
【まとめ】ペット初心者は確認不足で後悔しないように気をつけよう
ペットを飼おうか悩んでいる人が事前に確認しておくべきことについて解説しました。
特に重視してほしいポイントは次の3点です。
- あなたがペットを最後まで看取れるのか
- 同居家族は全員賛成してくれているか
- 通える範囲に動物病院はあるのか
ペットは一度お迎えすると、その時点からあなたの家族の一員です。
連れて帰ってから「知らなかった」「こんなことになると思わなかった」「やっぱり飼うのは難しい」となっても最後までお世話をする責任が伴います。
確認不足によってあなた・家族・ペットが不幸にならないためにも、最低限の備えをしてからお迎えしましょう。
犬猫の飼育費用ってスゲー高いんだな!鳥なら安く飼えるのか?
確かに鳥類の飼育費用は安いけど、いろいろ誤解されることも多いから、まずは鳥の魅力を知ってみてね!